【カルテ15】栄養指導は効果あり!

最近は、在宅での仕事が増えていることに伴い、健診で高脂血症や、糖尿病の悪化を指摘され受診する方が増えています。

どうしてかと考えると、一般的なサラリーマンであれば、朝、家から駅まで1Km歩き、電車を降りて駅から会社までまた1Km歩きます。会社の中では、昼ご飯に行く、会議室に向かう、トイレに行くなどでやはり1Kmは歩いています。普通に会社に行って帰ってくるだけで合計5Kmは歩いていることになります、成人男性の1歩は50cm計算ですので、通勤するだけで1万歩は、歩いていることになります。
それが、在宅になると、1000歩も歩かなかった、トイレも5歩も歩けば着いてしまうから。と慢性的な運動不足に陥っている方が増えるのです。コロナのため、出歩くのもはばかられ、1日中家にいるので、コレステロールが上昇し、糖尿病が悪化してしまっています。

そんな方にお勧めなのは、栄養指導です。料理の道に進んだ方を除けば、男性陣は小学校の家庭科、女性陣でも中学校の家庭科で食事の勉強は終わりです。なので、食事に気を付けましょうとお話すれば、みなさん「わかりました、気を付けます」と返してくれますが、いざとなると、「何をどう気をつければいいのか判らない。」となっています。そんな方には、現代の栄養の取り方について、栄養士さんと一緒に勉強していただくことを勧めています。小さなことから始めて2-3Kg/年程度の減量ですが、無理をしていないので効果あります。

ぜひ、栄養指導を受けて何をどうすればいいのか勉強していきましょう。
当院では、薬に頼らない医療として、栄養指導を推奨しています。