【カルテ16】栄養指導は効果あり!その2

当院では、薬に頼らない医療として、栄養指導を推奨しています。
是非、栄養指導を受けて何をどうすればいいのか勉強していきましょう。

栄養指導に入る前に、基本を押さえておきましょう。
当たり前でしょ!と思うことが、実は人により違ってくるからです。

3食をしっかりと食べましょう。
お話を聞いていると朝食を抜いている方が多いです。
理由を伺うと、朝食を取る時間があれば、寝ていたい。朝からは、あまり食べれない。
などが多いです。そうすると朝から血糖値が上がらず、頭がぼーっとした状態になったままです。夏の時期ですと水分も取れていないので、脱水症状を起こしやすく、倦怠感が続いている方が多いです。
こんな方には、朝に1杯のオレンジジュースまたは、グレープフルーツジュースを飲むことから勧めます。英語圏では、Eye openerというそうです。頭がすっきりとして食欲が出ます。

昼食と夕食は、みなさん食べていますね。夕食が、豪華になりやすいですが、ここでは、定食パターン、主菜:副菜=1:2程度を意識してみてください。例えば、とんかつ定食です。
片手のひら1つぐらいのとんかつに対して、キャベツの千切りが片手のひら1つぐらいと、トマト、キュウリ、ポテトサラダなどでもう片手のひら1つぐらい。主菜:副菜が1:2の割合になっています。これにご飯、お味噌汁、で主食:主菜:副菜が揃った食事の完成です。そうすると炭水化物だけでなく良質なたんぱく質、ビタミンB、Cの摂取ができます。また、繊維製品もしっかりと取れるので、毎日のお通じにも好影響を与えます。